ダヴィンチエアソフトのクロウインナーバレルの133mm マルイSOCOM MK23用。

組込み後にフロント側から、バレルを見え難くするためのブラックコーティング（ファントムコーティングと名付けています）を処理。
ハンドガン系に多いマズル非装備の銃に効果抜群です。
銃が持つ本来の渋い色味からワンポイントとなってしまっている「金色のバレル」を消し去り、デザイン性を高めます。

■黒羽は「クロウ」と読みます
「黒いインナーバレル」を表現する際に、紅蓮、雷禅に続く和名を探しました。
その黒さから「カラス」を想像し、英名のCROW（クロウ）、当て字で黒（クロ）羽（ウ）と呼びます。
CROWはカラス全般を指す言葉ではなく、日本に住むような小型で知的な種別を指すそうです。 知性を感じる美しい外観からその名が名付けられました。

材質は紅蓮でお馴染み、内径6.03ｍｍ 超精密スチールを採用。
発売以来、好評を頂いております「紅蓮」で使用されている超精密スチール材を母材に採用。
内径を6.03mmとし、タイト設定ゆえのバレルを交換するだけで初速の向上が見込めます。
※バレル長や使用するBB弾、その他外的要因により初速が上がらない場合もございます。

■拘り抜いたコーティングは納得の仕上げり
黒羽で採用したファントムコーティングは滑らかな表面と耐食性が特徴。
膜厚も薄く硬く、表面硬度は紅蓮の「HV500コート」を超えます。
そして反射率を落とした圧倒的な黒色外観。
インナーバレルという部品においてこれ以上ないコーティングだと自負します。
しかし全て良好という訳ではなく、2つの弱点があります。
1つ目は高コストであること、特殊なコーティングであるため割高です。
2つ目は処理できる長さに制限があること。最大が200mmです。
弱点を有しつつもそれを補って余りある魅力を持つファントムコーティング、ぜひその目で実物をご確認下さい。

■母材が同じなら紅蓮と黒羽、どちらが良いの？
命中精度や出力を損なう「抵抗」をどれだけ除外できているかが、インナーバレルに求められる品質です。
その視点ではコーティング以上に、母材と研磨処理が重要なファクターです。
ともに紅蓮と同じ品質であるため、品質に大きな差異はない、といえます。
安く使えるバレルが欲しい場合は「紅蓮」を、銃全体の外観をこだわりたい場合には「黒羽」をお勧めします。

■「雷禅」「紅蓮2」同様のテーパー加工処理
雷禅や紅蓮2で採用したテーパー加工をフロント側に処理し、綺麗にエアーを排出します。

■黒羽における検査基準
「研磨後」「コーティング前」、「コーティング後」の計3回、内径検査ポイントを設けています。
特に加工時に発生した「バリ」が内径に影響を与えていないか物理的に確認した上で、研磨を任された一部の職人による「人の目」をもって再度確認します。
時間と労力をかけ徹底した使用感をご提供するよう努めております。
素材に起因する内外径の荒れや、加工時に生じる使用上問題のない模様（カッターマーク、刃痕等）に関しましては、上記の確認を経たうえで職人の許可が出ておりますので、安心してご使用下さい。

※治具の接点について
治具接点箇所は場合によっては一筋の挟み痕が生じる場合がございます。
この場合の挟み痕とはコーティングが乗っていないスポットを指します。